8月末に家族旅行が福井になりました。
ケンちゃんの恐竜博物館のために(^^)
その頃、私は千葉で座禅出来る場所を色々探してたのです。
仏教の中でも禅宗、禅宗でも臨済宗ではなく曹洞宗に絞って。
そしたら引き寄せました。
福井県にある曹洞宗大本山永平寺。
770年前に道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。
迷うことなく、家族と別行動で1人永平寺に泊まって宿坊体験^o^
ご褒美かのような静かな時間。
ホントは3泊4日の参禅体験をしたかった。
空気が澄みきって、光に溢れていて五感が研ぎ澄まされます。
雲水さん達の修練からなるそのオーラやたたずまい。
完全菜食である精進料理や座禅、読経、
規則正しい生活と規律あるお務めと作務が
言葉を発しなくても存在そのもので表してます。
食事をいただく際の作法はとても得るものが多かったです。
浴室、お手洗いにも仏様がいらっしゃって、手を合わせて入ります。
そして、座禅堂と浴室、お手洗いは3黙と言われ話してはいけません。
まぁ1人ですからずっと黙ってましたけど。
夜座禅の後は法話。
【1.5人称の関わり〜支えあって生きる幸せ〜】
正法眼蔵 現成公案の巻
仏道を習うということは、自己を習うのである。
自己を習うというのは、自己を忘れるのである。
自己を忘れるというのは、万法(あらゆる存在)に証(さと)らされるのである。
万法に証らされるというのは、
自己の身(からだ)と心、
そして他人の身と心がなくなってしまうのである。
21時には就寝。
翌朝は3:10起床。
まだ暗い中で暁天座禅^_^
「静かに座禅しているとき みなさんの中には仏さまがいらっしゃるのだよ。
みなさんの中の仏さまを大事にしましょうね。」 by道元さま
朝のお参りは圧巻でした。
大勢の修行僧の一糸乱れぬ読経や動きが展開され響き渡ります。
その波動を浴びながら徐々に朝日が昇り始めます。
修行好きな私は、朝も雲水さん達と同じお粥で良かったのですが
んまぁ〜美味しい精進料理(^_^)
日々、自分の煩悩と愚かさに気づき
どんな時も謙虚な思いを忘れないこと。
起こることはすべて、自分が浄化されるためのギフト。
良いも悪いも、嬉しい楽しい悲しい苦しいも
静かに受け取り手放す。
自我に気づける日々に感謝です。
皆さんの毎日が、静けさと穏やかさに触れられていますように。
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