先月末にbresでレッスンの時に、飾ってあったマトリョーシカと目があった‼
ということで、レッスンではマトリョーシカを使ってヨガのお話をしました。
人間は、体から魂まで5層(鞘)で出来ている、というお話。
私たちの体もマトリョーシカみたいなんですよ。
これをパンチャ(5つの)コーシャ(鞘)と呼びます。
肉体はもっとも外側にあって、
内側に向かって 「気(プラーナ)」や「心(意思)」、「理性、理智」
そしてもっとも中心に「魂(スピリット、真我、本質)」があるのです。
五感を通して、外側からクリアにしていきます。
肉体、呼吸、心を整えて意識のくもりを取り除き、自分の本質を知ることは…
柔らかくブレない軸を持ち、すでに満たされていることに至福を感じていきます。
日常の生活やヨガの練習で外側から鞘を順番にキレイにしていき、
毒素やエゴが流されて、カラダやココロが純粋に、洗練されていきます。
自分の感覚を磨き、感じる力を強めること。
音や匂いに敏感になったり、ジャンクフードが口に合わなくなるのは五感がさえてくるからです。
感覚が純粋であれば、ストレスの対応の仕方も純粋になる。
カラダとココロのゴミをとって、内なる声を聴けるようになれば、正しい道に導いてくれる。
外側から得る普段の楽しみという喜びは、一時的なモノで永遠ではない。
むしろ、エゴを高めて更なる欲を生んだり、失うことへの不安や恐怖を持ち続けることになります。
私たちは自分の深い内側に「永遠の喜び」をすでに持っています。
なかなか気がつけないのは、外層に汚れが溜まっているからです。
ヨガの練習や日常生活のカルマヨガ(行いのヨーガ)で浄化していきましょう。
食物鞘(アンナマヤ・コーシャ)
アンナ(食物)マヤ・コーシャ(層)=1番外側にある層。
食事やヨガの八支則の3番目「アーサナ(ポーズ)」によってクリアにしていく。
生気鞘(プラーナマヤ・コーシャ)
プラーナ(気)マヤ・コーシャ(層)=アンナマヤ・コーシャの内側にある層。
“生気”とはいきいきとした気力のこと。
ヨガの八支則の4番目「プラーナーヤーマ(調気法・呼吸法)」で浄化していく。
意思鞘(マノマヤ・コーシャ)
マノ(心)マヤ・コーシャ(層)=プラーナマヤ・コーシャの内側。
“意思”とは考えや思い。
ヨガの八支則1番目「ヤマ」、2番目「ニヤマ」、5番目「プラティヤハーラ(制感・五感の制御)」で磨いていく。
理智鞘(ヴィジナーナマヤ・コーシャ)
ヴィジナーナ(理性)マヤ・コーシャ(層)=マノマヤ・コーシャの内側。
ヨガの八支則6番目「ダーラナー(集中・凝念)」7番目「ディヤーナ(瞑想・静慮)」で洗練していく。
歓喜鞘(アーナンダマヤ・コーシャ)
アー(永遠の)ナンダ(喜び)マヤ・コーシャ(層)=最も深層の中心にある。
ヨガ八支則8番目「サマーディ(三昧・悟り)」に到達していく。
あなたの魂を取り巻く5層は、どんな状態ですか?
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