小我…本能に根ざした食欲や物欲、性欲
大我…小我にとらわれない境地、小我を超えて生きようとする欲求
人間には小我とは別のものを求める何かが備わっているとされています。
この大我は”大脳新皮質”が司っているそうです。
大脳新皮質は「理性脳」とも言われ、
「動物脳・本能脳」と言われる快・不快を感じる大脳辺縁系を
覆っている人間にしかないものです。
個性やユーモア、アイデンティティを確立し
社会や調和のために活性化するのか、
エゴでいっぱいにしていくかは
生まれた後に大脳新皮質の作られ方によって変わってきます。
自分の物欲を抑えてでも他人に分け与えようとする思いや
他人の幸福を自らの幸福として喜ぶ心=利他の心
人間って素晴らしい、人間に生まれてよかったぁー!
のハズです。
自分が自分がというエゴ、余計な自我は
大脳新皮質がゴミでいっぱいということではないでしょうか?
毒素排出が強力な断食は大脳新皮質を活性化させ、
自意識でいっぱいのエゴまでキレイさっぱり洗い出してくれます。
誰かの幸せを喜べないときは、
「わたし」にとらわれて比較や条件、支配の中で生きています。
輪廻転生の苦しみが続くことを、
ヨガでは「サンサーラ」と言います。
世界三大宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)でも
断食との関わりは深いのです。
お釈迦様、空海(弘法大師)、西行法師、キリスト、十戒のモーゼ、
イスラム教徒のラマダン(日の出から日没まで)、
マホメットが断食中に瞑想をしていてアッラーの啓示を受けたという話も伝わっています。
お釈迦様は断食修行の末、「苦行では真理に到達できない」と考え
菩提樹の下で結跏趺坐(パドマーサナ)をして瞑想をした後に悟りを開いたとされています。
苦行だけでは悟りを得られないが、
苦行をしたことにより
悟りへ向かう準備が出来たのではないでしょうか。
身体や脳から毒を出し、精神のレベルを高める断食は
心のくもりを取り、純粋な意識である自己になっていく可能性があります。
「断食は肉体の重力を断ち、精神を神へと解放する」
by 「神学大全」の著書であり、神学者・哲学者のトマス・アクイナス
「断食は体内にこびりついている害毒を断ち、”脳力”を高いレベルに解放する」
by 杏林予防医学研究所所長 山田豊文医師
「ふつうに生きたかったら食べなさい。
飛躍的に生きたかったら断食をしなさい」
断食による解毒、リセットで心身の汚れが洗われて軽くなる。
脳力・精神力を高め、人間性を高めることで
人生を豊かに。
~ファスティングアドバイザーと、内側からきれいに生まれ変わる週末~
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